年収800万円の手取りが10年で62万円減っている事実を、なぜ誰も報じないのか
年収800万円——日本では「勝ち組」とされる水準だ。しかし、この10年で手取り額は静かに、しかし確実に減少している。2016年と2026年を比較すると、その差は約62万円。月換算で5万円以上の目減りだ。 社会保険料という...
年収800万円——日本では「勝ち組」とされる水準だ。しかし、この10年で手取り額は静かに、しかし確実に減少している。2016年と2026年を比較すると、その差は約62万円。月換算で5万円以上の目減りだ。 社会保険料という...
ユーロドルの「見えないトレンド」 為替市場でドル円に注目が集まる一方、世界最大の取引量を誇るユーロドル(EUR/USD)の動向は日本の投資家の間で過小評価されている。1日あたりの取引量は約2兆ドルに達し、ドル円の約3倍だ...
FRBの利下げと為替の「教科書的」関係 FRB(米連邦準備制度理事会)が利下げを行うと、理論的にはドル安・円高が進行する。金利差の縮小により、高金利のドルから低金利の円への資金還流が起きるためだ。しかし、過去30年のデー...
円安の「終わり」を予測する難しさ 「円安はいつ終わるのか」——これは筆者が講演や取材で最も頻繁に受ける質問だ。2022年以降、ドル円相場は歴史的な円安水準で推移しており、2024年には一時160円台に達した。日本の輸入企...
「スワップで不労所得」の甘い誘惑 FX業界において「高金利通貨のスワップポイントで月10万円の不労所得」という宣伝文句は、最も人気のあるマーケティング手法の一つだ。トルコリラ、メキシコペソ、南アフリカランドといった高金利...
個人投資家と機関投資家の「情報格差」 FX市場において個人投資家の約95%が長期的に損失を出しているという統計がある。金融庁が2023年に公表したデータによれば、国内FX口座の収益率は上位5%が全体利益の約78%を占める...
ドル円150円の「壁」と為替介入の歴史 2024年以降、ドル円相場は150円台を中心とした攻防が続いている。筆者が日銀在籍時代に目撃した為替介入の実態は、市場参加者が想像するものとは大きく異なる。財務省が介入を決断する際...
現金大国・日本で「デジタル円」は実現するのか。中央銀行デジタル通貨(CBDC: Central Bank Digital Currency)を巡る議論が世界で加速している。中国はデジタル人民元(e-CNY)の実証実験を大...
六本木の雑居ビル。何の看板も出ていないドアを開けると、そこには別世界が広がっている。深いマホガニーのカウンター、琥珀色に輝くボトルが並ぶバックバー、そしてバカラのグラスを磨く凛としたバーテンダー。ここは都内に数十軒しかな...
55歳。某旧帝大T大・経済学部卒。元某中央銀行B行で金融政策を担当、退官後は民間シンクタンクを経て独立。マクロ経済の潮流を20年以上追い続ける。趣味は能楽鑑賞と碁。