「失われた40年」が始まった — 日本経済の停滞が終わらない構造的理由
「失われた30年」は終わっていなかった 1990年のバブル崩壊以降、日本経済の長期停滞は「失われた10年」「失われた20年」「失われた30年」と、その呼称を更新し続けてきた。2024年に日経平均がバブル期の最高値を34年...
「失われた30年」は終わっていなかった 1990年のバブル崩壊以降、日本経済の長期停滞は「失われた10年」「失われた20年」「失われた30年」と、その呼称を更新し続けてきた。2024年に日経平均がバブル期の最高値を34年...
ホルムズ海峡 — 日本経済の「急所」 日本が輸入する原油の約88%が中東地域から調達されており、その大半がホルムズ海峡を通過する。この幅わずか33kmの海峡を通過する原油量は、世界の海上輸送原油の約21%に相当する。仮に...
物価高騰の「犯人」は誰か 2022年以降続く物価高騰について、政府・日銀はもっぱら「海外要因」(資源価格の上昇、円安)を原因として挙げてきた。確かに、ウクライナ紛争によるエネルギー価格の高騰と歴史的な円安が物価上昇の引き...
新NISA開始1年 — 数字で見る「投資革命」 2024年1月に始まった新NISA(少額投資非課税制度)は、日本の個人資産形成に革命的な変化をもたらしつつある。金融庁のデータによれば、2024年末時点のNISA口座数は約...
東京の不動産市場に異変が起きている 2024年、東京都心の新築マンション平均価格は1億1,483万円を記録し、バブル期の最高値を更新した。港区の平均は2億円を超え、中央区でも1.5億円に迫る。1990年代のバブル崩壊を知...
「スワップで不労所得」の甘い誘惑 FX業界において「高金利通貨のスワップポイントで月10万円の不労所得」という宣伝文句は、最も人気のあるマーケティング手法の一つだ。トルコリラ、メキシコペソ、南アフリカランドといった高金利...
原油先物市場の基本構造 原油先物は、世界で最も取引量が多い商品先物の一つだ。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエイト)とブレント原油の2大ベンチマークが存在し、1日あたりの取引量はWTIだけで約120万枚、金額換...
金価格の歴史的高騰 — 何が起きているのか 金(ゴールド)の国際価格は2025年に入り1トロイオンスあたり2,800ドルを突破し、史上最高値を更新し続けている。過去5年間の上昇率は約85%に達し、S&P500の...
先物市場の「墓場」— 個人投資家の生存率 日経225先物は、日本の金融商品の中で最も「敗者」を生み出す市場の一つだ。大阪取引所のデータによれば、個人投資家の先物口座の約82%が1年以内に損失を出し、3年以内に取引を停止す...
55歳。某旧帝大T大・経済学部卒。元某中央銀行B行で金融政策を担当、退官後は民間シンクタンクを経て独立。マクロ経済の潮流を20年以上追い続ける。趣味は能楽鑑賞と碁。